Q&A

Q3:成人になったら矯正治療は手後れ?

歯は顎の骨の中に植立していますが、骨とくっついているわけではありません。一つ一つの歯は歯根膜と呼ばれるものによって囲まれています。そして歯根膜のスペースにある細胞たちの働きで歯は歯槽骨の中で移動することが可能となるのです。このように、歯は一生動く体勢にあるため、理論的には何歳になっても矯正はできるわけです。

大人の矯正治療の例
主訴は「顎関節症」で、当院での診断は「顎関節症を伴う歯の叢生」でした。顎位安定後の口腔内です。
矯正装置はSWAを使用して、上顎左右小臼歯2本を抜歯し、治療期間は1年8ヶ月、治療費は85万円(税別)でした。
歯の詳細図
  • 治療上のリスクとしては、歯根吸収、歯髄壊死、カリエスの発生、歯肉退縮、顎関節症、歯周病の悪化があります。