院内だより

ロススタディクラブジャパン 20周年記念公開セミナー

今回は、10月11日(日)・12日(祝)に行われたロススタディクラブジャパンの20周年記念公開セミナーについてご報告します。
ロススタディクラブは、ロスフィロソフィー(ロナルド・ロス先生が40年に及ぶ臨床経験と研究活動から築き挙げられた矯正歯科治療の診断と治療システム)を臨床に取り入れ、実践する矯正歯科医の集まりです。ロスフィロソフィーでは、顎関節を十分配慮した上で、顔貌の改善、歯並び、そして歯肉、歯槽骨などの歯周組織を考慮して、矯正治療を行ないます。ロス先生は、20年以上にわたり世界各地でロスフィロソフィーを教えてこられました。
日本では、院長が1990年にロスフィロソフィーの2年間コースをスタートし、その後1996年に卒業生が集まり、ロスフィロソフィーを実践していくための情報交換・研鑽の場としてロスススタディクラブジャパンを設立しました。現在では40名以上の先生方がメンバーとなり、毎年開催されるスタディクラブのミーティングでは全員が症例を提示し、お互いの症例を通じて更なる向上を目指して、勉強し続けています。(詳しくはhttp://www.rwjso.com/をご覧下さい。)
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開演前の様子。続々と先生方が集まってきます。

そのスタディクラブが発足20周年を迎え、品川のコクヨホールにて2日間にわたりセミナーを行いました。参加者は150名を越え、韓国の先生も参加して下さいました。セミナーのテーマは「TMJ 1st、そして新たなstageへ」。顎関節を重視し、機能的な咬み合せを目的とした正しい矯正治療を知っていただくため、院長含め総勢19名の先生方が講演されました。セミナーの反響はとても大きく、来年3月から始まる院長のベーシックコースはセミナー直後から申込みが殺到し、数日で定員に達してしまうほどでした。参加された先生方には、今回のセミナーを通して矯正治療においての顎関節の重要さを改めて感じていただけたのではないでしょうか。少しずつですが、矯正歯科界の流れは変わってきているように感じます。
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熱心にポスターをご覧になる先生方

今回スタッフとしてこのセミナーに参加しましたが、熱心に講演に耳を傾け、展示されている症例ポスターやファイルをご覧になっている先生方の姿がとても印象に残りました。治療目標が定まり、治療結果が安定し、患者さんに満足していただける治療を提供できる。そんな治療に携われていること、そしてその治療を受けられていることを、とても誇らしく、大変うれしく思いました。今後も、患者さんに最良の治療を提供できるよう、スタッフ一同努力して参りますので、“Beautiful smile”を目指して一緒に頑張っていきましょう!

2015年10月29日 12:05

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