院内だより

勉強会に参加して

当院の衛生士さんは、衛生士学校で学んできたことに加え、先生や先輩から知識・技術を代々学んでいるのですが、更に、機会があればさまざまな勉強会にも参加しています♪
今回は、10/9(祝)に行われたスウェーデンのブリギッタ・ニーストレン先生のコースに、衛生士の横田・大塚が参加してきましたので、二人からのレポートをお伝えしたいと思います。

『 勉強会に参加して 』
スウェーデンでは、80%の子供はカリエスがないそうです、日本との違いに愕然!そもそもスウェーデンという国では、20歳までの人々に予防処置を含め歯科治療が無料で(といいますか、国が負担していますのでその分税金は高いのですが)行われているのだとか。そのため、衛生士さんの数も多く、現在約200名の衛生士が、医師がいなくても可能な予防処置の医院を開業しているんですって。国民にとって重要職種といえるスウェーデンの歯科衛生士の平均年齢はなんと46歳!そんな興味深いお話から講義は始まり、私たち歯科衛生士の役割、そして技術向上のために、内容の濃い講義を受けてきました。

今回学んだ中で、皆さんにお伝えたい事は、なんといってもやはり『予防』の大切さです。スウェーデンでおもしろい研究が行われました。予防処置(*参照)を行ったグループと、年に一度の検診のみを行ったグループとの30年間におよぶ長期臨床研究で、前者のグループに予防の効果が実証されたそうです。予防を行うことで、年齢に関係なく、口腔状態は良くなり、残存歯数も多くなることがわかっています。この予防は早ければ早いほど効果が高いです!

今回の勉強会は、講義と実習の両方のアプローチで、知識及び技術的に、とてもためになりました。今後の技術向上、そして何よりも“患者さんのために生かす”ことができるようにしていきたいと思っています。 

2006年10月01日 11:46

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