院内だより

AAO and RSCI in Philadelphia

 今回は5月に行われた、American Association of Orthodontics(AAO)とRoth Study Club International(RSCI)についてご報告します。今年も院長・副院長とともにスタッフ2名が参加してきました。
 AAOは、約15,000人の世界中の矯正歯科医達が所属するアメリカ矯正学会です。年に1度開かれる会では、矯正歯科関係者達が世界中から集まります。そしてRSCIは、2011年に院長とアメリカ、韓国の先生と立ち上げた勉強会です。院長が師と仰ぐロス先生のコースを受講した世界各国の先生方が意見を交換し合い、切磋琢磨しながら研鑽を積む場を設けたいとの強い思いから実現した会です。
 今年の学会は院長が矯正を学んだ思い出の地、フィラデルフィアで開催されました。今回AAOには、院長が現在執筆中の教科書“TMJ 1st Orthodontics(顎関節1stの矯正治療)”のサンプル本を持参しました!世界各国の先生方、そして企業の方たちの反応もとても良く、この教科書の出版を心待ちにして下さっているのが伝わってきました。アメリカでは矯正治療を受けることは当たり前で、小さいころに治療を受けさせることが親の責任であるとさえ言われています。その一方で、機能的な咬み合せを目標にした正しい矯正治療が広まっていないのが現状です。そんな中でのこの教科書の出版は、アメリカのみならず世界の矯正界に大きな影響を与えることになります。この教科書が「顎関節 1stの矯正治療」がスタンダードになるきっかけのひとつになってくれたらこれほど嬉しいことはありません。世界に機能的な咬み合せを目標にした正しい矯正治療を広めるため、そしてもちろん患者さんに最良の治療を提供するため、今後も変わらず努力していきたいと強く感じました。
DSC01498%E9%99%A2%E5%86%85%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A.JPGAAOの展示会場。この広い会場を、院長の教科書のサンプル本を手に練り歩きます♪

 RSCIでは、院長は今年も講演を行いました。院長の講演中は、時差ボケで辛そうな先生方も真剣に耳を傾けているのがわかります。(笑)治療の質の高さで参加の先生方を圧倒!質疑応答の時間は、質問の数が多く途中で打ち切られてしまうほどでした。院長の治療への関心の高さが窺えます。
IMG_4662%E9%99%A2%E5%86%85%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A.JPGRSCIミーティング会場。会場後ろには等身大のリンカーンが…!
DSC_7781%E9%99%A2%E5%86%85%E4%BE%BF%E3%82%8A.JPGRSCIに参加された各国の先生方

 滞在中には、院長の母校University of Pennsylvaniaを訪れました。大学の地区一帯がユニバーシティ・シティと呼ばれているだけあり、キャンパスは一つの街のように広大です。歩けども歩けども、歯学部にたどり着かない!(笑) キャンパス内はとても緑が多く、歴史を感じる建物が数多く並んでいました。大学生に戻ったような、懐かしい気持ちで散策してきました♪
DSC01507%E9%99%A2%E5%86%85%E4%BE%BF%E3%82%8A.JPG歯学部の建物の前でパチリ!

2013年06月07日 18:27

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