開催の目的
アングルⅡ級下顎後退している症例で実際どれ程下顎が後退しているのか、それを3次元的に知るには下顎頭のTMJ内での位置を知ることが必要である。口腔内を見ているだけで顎位を理解するには限界がある。患者にただ咬んでと言っただけでそれを把握することは海面だけをみて潮の流れを正確にとらえようとしているのと同じである。
歯の並びを希望して来院した患者に装置を入れたところ、口の中での咬み合わせが大きく変化するのを経験する。臨床医にとってコンスタントに良い結果を得ることは非常に重要で、そのため歯の移動を行う前に顎位を確認することにより、矯正を審美的な処置から治療といえるレベルに押し上げまたおもしろくする。歯科医療の目的は長く自分の歯で咀嚼可能にすることで、矯正治療はそのことを達成するのに大事な役割があると思う。その第一歩が安定した顎位を知り、その顎位をもとに歯の並びを整えることそのためのコースである。
池田 和己 D.D.S
略 歴
1979 | 日本大学 歯学部 卒業 |
1981 | ペンシルバニア大学 歯学部矯正科 卒業 |
1989 | American Board of Orthodontics 取得 |
1985-87 | サンフランシスコにてRoth/Williams2年間コース受講 |
1990- | Roth/Williams Internationalセミナー主催 |
2014 | TMJ 1st Orthodontics ~Concepts, Mechanics, and Stability~ 出版 |
2021 | Face Design and Orthodontics 出版 |
コース内容
■SESSION 1
- 機能的咬合のコンセプト
- 矯正治療で顎関節を意識する必要性
- 咬合器などのインスツゥルメントをどのように診断に用いるか
- Bite Registration (CO&CR)
- 初診時にだいたいの顎位を知る
- Split Cast Technique
- 口の中で上下の歯を合わせるため、TMJレベルで生じるズレを計る
■SESSION 2
- COでのセフからCRのセフへ
- 顎位安定後からの診断
- Splint Therapyその意義と進め方
- スプリントの作成
- 成長期の円板転位について
- 下顎の成長には円板の位置と顎位安定が重要
- CBCT&MRIによる顎関節診断
■SESSION 3
- スプリントの調整
- 顎位の安定は歯の並びへのスタート地点
- 顎位の安定を見定める為のポイント
- 円板の位置と顎位の安定性との関連
- 思春期顎関節をチェックする必要性について
- 症例を通した考察、安定後実際どのように矯正治療を進めるのか
- 円板転位患者の矯正治療例
実施要項
日 時 | : |
SESSION 1:2024年 9月11日(水)-12日(木) SESSION 2:2024年 10月9日(水)-10日(木) SESSION 3:2024年 11月13日(水)-14日(木) |
会 場 | : | ヒルサイドビュー矯正歯科 〒 150-0033 渋谷区猿楽町24-7 代官山プラザ3F TEL:03-3780-8177 FAX:03-3780-8178 【交通】 JR東京駅より約30分、羽田空港より約50分 東急東横線 代官山駅(渋谷駅より約5分)から徒歩1分 |
受 講 料 | : | 各セッション 150,000円(税抜き) |
定 員 | : | 9名(矯正専門医) |
申込方法
■ FORMでのお申し込み
フォームでのお申し込みは、こちらのフォームの申込欄に必要事項を入力し送信ボタンを押して下さい。
■ FAXでのお申し込み
FAXでのお申し込みは、こちらのファックス送信シートをプリントアウトして、申込欄に必要事項をご記入の上、FAX(03-3780-8178)にてお送りください。
■ Mailでのお申し込み
メールでのお申し込みは、以下の項目を明記の上、ikedakzm@tkd.att.ne.jpまでお送り下さい。
- ご氏名(及びローマ字)
- 年齢
- 出身校
- 卒業年度
- 現住所
- TEL
- FAX
- 勤務先名
- 勤務先住所
- 勤務先TEL
- 勤務先FAX
- 休診日
- 診療時間
- 紹介者
- 略歴(矯正の教育と臨床経験のバックグランドについて)
お問い合わせ先
ロス・センター・ジャパン
ヒルサイドビュー矯正歯科 内
TEL:03-3780-8177
FAX:03-3780-8178
E-mail:ikedakzm@tkd.att.ne.jp