院内だより

2005AAO・RWISO

先月5月22日~28日にかけて、アメリカ サンフランシスコにて、2つの学会が行われました。
今回は院長・副院長とともに、衛生士の鈴木と受付柴田が参加してまいりましたので、その様子をみなさんにご報告したいと思います。


American Association of Orthodontists(AAO)アメリカ矯正学会は、年に一度開かれる世界的な矯正歯科学会です。開催地は毎年異なり、今年の会場となったのは、サンフランシスコ市内にあるコンベンションセンターでした。入り口に立つ‘2本の前歯を金歯で輝かせた’陽気なお兄さんに迎えられ中に入れば、そこには矯正関連会社のブースが立ち並び、世界各国の人々でにぎわうインターナショナルの場。早速私たちも、何か目新しいもの、優れものがあるか広い会場を往復してまわりました。また業者によるブース展示の他に、会場ではさまざまな講演・学術展示が行われています。今回は院長先生の説明をうけながら、学術展示を見て周りました。

なるほど、歯の模型やレントゲン写真などから、同じ矯正治療でもさまざまな手法があることに気づきます。現在、ブレースを付けない簡易的矯正治療などもあるようですが、一見歯はきれいに並んでいるようにみえても、咬み合わせ・顎位はどうでしょうか・・・矯正産業の盛んなアメリカだけありAAOは今年も大盛況でしたが、今後矯正治療が美容整形的分野に広がることなく正しい矯正治療のみが広く世間に広まることを願わずにいられない私たちでした。

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晴天の中会場に向かう参加者 会場内にはたくさんの矯正関連グッツが

さて次に、後半の3日間私たちが毎年参加するのが、院長が所属するRoth Williams International Society Of Orthodontists(RWISO)の学会です。参加者は世界各国の先生方200名近く。その中で、当院の院長先生は毎年講演を任されており、今年は最終日、大阪の足立矯正歯科院長足立敏先生、名古屋の酒井矯正歯科クリニック院長酒井優先生に続き、池田先生が『単に歯を並べることが私の仕事ではない』と、顎位の重要性を3DのCT画像を用いたドキュメンテーションと完璧な英語のスピーチで発表されました♪さらに、治療症例を1冊のファイルにまとめたケースプレゼンテーションでは、先生が大賞を受賞♪先生の活躍を目にし、今年もとても素晴らしい学会となりました。

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ひっぱりだこだった先生も
ようやく落ち着き記念撮影
先生お疲れさまでした!

通年日本の秋ぐらいの過ごしやすさだというサンフランシスコ。旅行中は天候にも恵まれたため、学会の合い間に私たち2人はサンフランシスコの観光名所であるゴールデンゲートブリッジを車窓から眺めながらマイナスイオンたっぷりの森林地帯Muir Woodsを訪れたり、急な坂道が続く市内をケーブルカーで周り、またヨセミテ国立公園で広大な景色を楽しむ等、きれいな風景と空気をたくさん吸ってリフレッシュできた1週間でした。帰国後はスタッフ皆に学会の様子・サンフランシスコ事情を伝え、今後もスタッフ一同で、なにより患者さんにとってよりよい診療所作りを目指すこと、そして正しい矯正治療を多くの人に知って頂く努力をこれからも続けていきたいと思う私たちです。

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強烈な音をたてて落ちるヨセミテ滝 『世界一曲がりくねった坂道』と呼ばれるロンバード通り

2005年06月01日 15:40

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