48歳のお父さんも驚いた!矯正治療で変わった息子の顔立ち
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このお子さんはアメリカからのトランスファー患者で、11歳1か月の時に初診に見えました。アメリカでは受け口の一次治療(?)を受けていて、装置を装着した状態でした。
【初診時】
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当院で記録を取ったところ、顎関節(TMJ)に円板のずれが少しありましたので、装着していた下顎6番のバンドとリンガルバーは外し、スプリント治療で顎関節を治療しながら、下顎の成長がちょうどよい時を待つことにしました。
13歳になった時、MRIを見て下顎の成長がアクティブになり始める頃合いで矯正治療をスタートしました。Bimaxといって上下顎前歯の前突がありましたので、小臼歯の抜歯を行い、歯並びと顔立ちを整えながら、下顎の反時計回りの回転を用い、chinが前方に出てくる治療をしました。下顎が延びてきたときに、上顎の臼歯が挺出するのを防ぐためヘッドギアを寝る時に装着してもらいました。矯正が始まる前のスプリント療法で、顎関節(TMJ)の調整をしていますので下顎は反時計回りの成長が十分に行われました。16歳で治療が終了したとき歯の並びもそうですが、とてもバランスのよい顔立ちになっていました。
【歯並びの変化】
(術前)
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(術後)
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【顔立ちの変化】
(術前)
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(術後)
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術前術後の写真を見比べた時、お父さんが驚いてこうおっしゃいました。
「私でもできますか?」
今はMRIによってある程度の成長が予想して見られるようになってきました。そのため当院では、下顎の成長がアクティブな時をねらって矯正治療を始めています。成長期を過ぎた大人になってからではできない治療があります。お子さんの矯正治療をお考えの方は、一度チェックを受けることをおすすめします。